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2009年03月05日

これからは金の時代か・・・

 4日の為替市場でドル円は上昇。欧州市場で、欧州株やダウ先物の上昇をきっかけにアジア系中銀などからの買いが強まり、これまでレジスタンスとして意識されていた98.89円レベルを上抜けるとストップロスを誘発。一時2008年11月以来の高値となる99.49円まで値を上げました。ただ、買い一巡後は対欧州・オセアニア通貨でのドル売りに上値を抑える半面、株高やクロス円の上昇につれた買いが下値を支える格好となり、99円台前半でのもみ合いに終始しました。ダウ平均株価は値ごろ感や中国で追加の景気刺激策が実施されるとの期待から買いが膨らみ、一時250ドル超上げる場面がありました。オバマ政権の住宅支援策の詳細が明らかになったことも好感されたようです。ただ、ゼネラル・エレクトリック(GE)が一時10%超下落し、5ドル台まで下落したことが気にかかります。「AAA」の格付けが心配です・・・。そしてCDS市場でGEの金融部門であるGEキャピタルのスプレッドが1000bpを超えていますことも気になります。

 また商品市場ではNY原油が続伸。一時1月27日以来の高値となる45.76ドルまで値を上げました。中国の追加景気刺激策への期待や週間在庫統計で在庫が減少したことが買いを誘ったようです。一方、NY金は8日続落。株価の上昇を背景に安全資産としての金の買い持ちを解消する動きが出たようです。市場関係者からは「このところETFの残高が増えていない」との声が聞かれました。
 昨日は日本を代表する貴金属のトップディーラーの方にお会いする機会がありました。「連日のように残高を増やしてきたSPDR Gold Sharesが2月19日以来その数量を増やしていない」ということでした。そして、市場参加者の間では「ETFがいつまで買い続けるのか?」に注目が集まっているとのことでした。

 今後は、ETFのほかCFDなどを通じて金には益々注目が集まりそうですので、金関連の記事などが増やせたら・・・と思います。
 しかし、ディーラーの方々はメシを食うのが本当に早い!柔道二段・バリバリ体育会系の自分も敵いません。



globalinfo at 09:00
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