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2009年02月11日

ユーロ円介入??

おはようございます。中尾です。

 昨日の米国市場は、注目のガイトナー米財務長官による金融安定化策の発表がありました。結果は、具体性に乏しい、不良資産の買い取りに関する詳細が分からん、などなど厳しい見方が広がりまして、ダウ工業株30種平均は一時400ドルを超す下落。株安を受けてリスク回避の円買いという流れになってます。ドル円は90.13円、ユーロドルは115.78円まで売られてます。ポンド円も130円台の前半まで下げてます。
 また、バーナンキFRB議長は、「長期債はどうするんだ?」という市場が一番利きたいことをスルーして、発言は材料視されていません。今日もガイトナー米財務長官は上院で証言をします(TARPに関し)。あまり期待はしてはいけないと思いますが、注意は必要かと思います。(日本時間24時ですね)

 さて、タイトルのユーロ円の介入。一時期ユーロドルが下げていましたし、外貨準備高が米ドルに偏っているため欧州と日本の思惑が一致する、という趣旨のコラムを読みました。確かに、ユーロ円が買われればその他クロス円にも大きな支えになりそうだなぁ、と思いました。ただ、最大の難関、米国が了解するわけもなく・・・。ということで、やや実現するにはハードルが多く難しい感じですけれども、やってみると大きく動いてくれると思うので、個人的には見てみたいですね。
{その前に、ドル円の介入はどうなんだ?という意見が多いかも知れませんね。急ピッチで85円ぐらい行けば介入はありえるのかも知れません??}

 最後に、今週読んだ本ですが、今週は「バッフェットの株主総会」を読みました。ないようは、あるヘッジファンドマネージャーが、バフェットの株主総会に参加した際の感想が書かれています。もうバッフェット本は買わないと決めていたのですが、目次で、合理的、一番合理的な場所、というちょっと気になる言葉があったので、買ってしまったわけです。

 感想ですけれども、有名な話でバフェットはCDSなどを大量殺戮兵器などとよんデリバティブスを批判していましたが、バークシャーハサウェイでは、デリバティブスにも80億ドルぐらい投資していることを示していました。また、バッフェットはお金自体にはあまり関心がないのかと思ってましたが、最初の奥さんとの出あったばかりのときは「世界一のお金持ちになってやる」と常に言っていたという意外なお話が書かれていました。

 一番の面白いところである株主からの質問に対するバッフェットの絶妙な切り返しは是非読んでいただきたいと思います。

 ということで、また来週です。良い祝日を。



globalinfo at 08:47
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