2008年12月24日
GM、つなぎ融資決定も、株価はシビア
こんにちは。中尾です。
前週末の19日、米ブッシュ大統領はGMとクライスラーに対してつなぎ融資を決定しました。総額は174億ドルでそのうち134億ドルは不良資産救済プログラム(TARP)から拠出する形です。GMなど不良債権だということが名実共に示されています。{GM134億ドル、クライスラーが40億ドル}
12月29日までにGMに対し40億ドル、1月16日までに54億ドル、残りは議会の承認をえて2月末までに融資されます。
オバマ次期米大統領の就任が1月20日ですから、まぁ、オバマ政権に問題を押し付けただけですね。
株価もシビアで、19日は上昇したのですが、週明け22日は22%下落、昨日も15%ほど下落し3ドルになっています。
(もともと株価が低いのので少し動いただけでも率は大きくなりますが)
米国株も、自動車業界の破綻可能性がくすぶっているため上値が重い展開です。
一方、日本のトヨタ自動車も上期の利益を吹っ飛ばして、通期で赤字となる見通しで昨日はADRが売られてました(今日も商いを伴って下げています。)
会社内のトイレのジェットタオルの電源は抜かれて使用出来ないように紙が張られていると伝える報道もありました。
日米ともに株価がさえないとなると、為替のほうもリスクマネーが戻るということがかなり厳しい感じです。高金利通貨などでも、まだまだ利下げ余地もある通貨もあるので、短期的に戻す場面があっても、本格的に上昇基調を取り戻すには時間が掛かりそうですね
自分の番では本を取り上げてくださいというショウさんからいわれていますが、今週は読めませんでした、スイマセン、来週は書きますんで
globalinfo at 13:52