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2008年12月18日

苦い思い出・・・コール買い

 皆様こんにちは、木曜日担当の中村です。気が付けば今年も残るところ半月をきりました。さて、自分の番では、ショウさんから「国内株式、オプションについて書け」と言われております。今年の反省を込めて、去年12月下旬から今年初めにかけて大失敗した体験談を・・・

 昨年12月の日経平均株価は1万5000円台で危うさがありつつも比較的安定した値動きが続いておりました。もちろんサブプライムローン問題(久々にこの言葉を書いた気がしますが)を発端に米住宅市場の調整長期化(ちなみにこの頃はまだ世間は調整と見ていた雰囲気があった)と米景気減速への懸念(全米経済研究所は米経済が2007年12月からリセッション局面に入ったとの判断を発表しましたが・・・もっとも早く言ってくれよという感じですよね)などを背景に下げる場面があったり、投資ファンドの換金売りなども見られました。半面、中国株相場が堅調に推移していたことやドル円がまだ114円台にあり、買い安心感もあったことが相場を支えているという感じでした。1万5000円ちょうど付近では売り方の買い戻しも散見されてましたしね。
 ただ、どちらかというとやはり年明けは「6:4」くらいで下げる、と思っていた向きがあったように思います。もっと多かったかもしれせません。どちらにしろ年明けに株価は上げると見方のほうが少なかったのでは(やや曖昧な部分はありますが)と記憶しています。

 ところで、皆さんは「年末ジャンボ宝くじ」買いましたか?いよいよ明日までになりました。新橋駅前のチャンスセンターは終日賑わっておりますが・・・。この宝くじ!どう考えても期待値が低い。パチンコなどのギャンブルと比べても、圧倒的に期待値(中学生の頃、数学で出てきましたね)が低い!

 ということで、ギャンブル的な発想でオプションの買いで年明けのSQを待とうと思い立ちました。昨年12月28日の大納会(前場のみ)で250円超下落。その日にたしか権利行使価格1万6000円のコールオプションを買ったと記憶しています。ただ、ひとつ上の1万6500円のコールを売って多少は投資金を節約したと思いますが(買ったオプションの権利行使価格のひとつ上を売った場合は損失限定・利益も限定となります)

 結果は1月4日の大発会で日経平均株価は600円超下落。皆様ご存知のようにその後もどんどん株価は下げて・・・買ったコールのプレミアムはあっという間に剥げてしましい、ほぼ無価値に。結果だけ見ると「宝くじを買った方が夢がある」と1年経った今は思います。トレードとしてならば、せめてロングストラドルかロングストラングルとかにすべきだったのでしょうが。ただ、逆に考えたらこの時は「プットの裸買い最強」と言えたのかな?と思います。なお、いくら年末だからといってギャンブル的にFXや日経225先物などの証拠金取引で上か下を狙うのは利益無限ですが損失も無限ですのでやめておきましょう!

 今となっては苦い思い出ですが、その分『失敗したところでやめてしまうから失敗になる』(松下幸之助)との言葉を胸に今年1年歩めたかなと思います。ちなみに「トレード」と「ギャンブル」を同じ土俵で語るな、という突っ込みはなしでお願いします。重々、承知しております。


 それでは、また来週書きます。

globalinfo at 12:05
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