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2009年01月07日

こんにちは。中尾です。

6日のNY市場、ユーロドル、ポンドの値動きが荒い展開でした。

 ユーロドルではECBの利下げ観測の再燃(HICPも前年比1.6%上昇と予想を下回りました)。ユードドルは一時1.33ドル台まで下落。
 一方、ポンドでは明日に政策金利の発表があります。やや大幅利下げを過度に織り込んでいた面もあるのでしょうか、いったんこれまでに売り進めていた参加者が買い戻しを進め、損失覚悟のポンドの買い戻し、という流れかとおもいます。ポンド円は140円を回復、ポンドドルも1.5000ドルに接近しました。ちょっとやりすぎかなぁとという感じもしましたが、これが「ポンドだ」という感じもした次第です。明日は0.50%の利下げが予想されています。サプライズも多いBOEです、少し注意したいですね。

 さて、ここ最近は「オバマ次期政権の景気対策への期待感」という言葉が使われます。規模としては7750億ドル、また、減税案としては個人に500ドルほど還元されるということで「消費が下支えされだろう」→「株高+ドルの買い戻し」という流れかと思います。

 ただ、もうお忘れかも知れませんが、ブッシュ米大統領も景気を下支えるために2008年前半に1500億ドル規模の戻し減税を行っています。このため第二四半期の米GDPを下支えしましたが、その後はご承知のとおりです。
 何が言いたいかというと、景気対策はもちろん効果があるわけですが、効果には限度があり、切れた場合は反動、再び弱さが顕在化するということです。いまのオバマ次期政権への期待感にはこのようなことがやや忘れ去られている面があるのではないかと考えます。
 勢いがついている相場ですので、多少は戻り局面が続くということはありえますが、過度の楽観はちょっと危ういなぁと感じました(戻り売り局面があるのかも知れませんね)

 さて、今週は 世界経済危機 日本の罪と罰 {野口悠紀雄著}を読みました。

 はじめは「円安バブル崩壊」を読んだものの、円安に関する記述は4割程度だったので改めて買いなおしました。 

 内容は日本のこれまでの景気回復は、「円安政策」という補助金があってこそ成し遂げられた、ということが詳しいテータを示しつつ説明されています。
日本は輸出企業の好業績が景気回復を引っ張ってきましたが、円安という追い風があったからこそ可能だったということが書かれています。

 そのほかですが、米国の個人消費と日本、中国の貿易の関係、米国の住宅バブルの始まりから、終わりまでの流れがとてもわかりやすく書かれています。
 原油先物相場の上昇と、食品の先物価格の違いについて参考になる説明がなされていました(投機的な買いが入るには保存性が必要だということなど)

ここ3年ぐらいの世界経済の大まかな流れをかなりコンパクトにわかりやすく書かれています。また、今後の日本経済の見通しについても、やや厳しい内容ですが書かれています。先ほどのオバマ次期政権への期待感の危うさを踏まえつつ読んでみると、少し今の相場の流れを違った形で見ることが出来るのでは?と思います

ということで、また来週書きます。



globalinfo at 13:32

2009年01月06日

皆様、こんにちは!タマラです。

エマージング市場に限らず、最近、一番気になる地域というとやはりジンバブブエ共和国でしょう。解決がなかなか見えない混乱の状況が去年の3月からずっと続いています。ジンバブエの与党、ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線のムガベ大統領はや野党の民主変革運動(MDC)のモーガン・ツァンギライ議長は去年の3月の大統領選と6月の同決選投票で争ったが、野党の支持者に対する暴力事件の連鎖が起きたため、ツァンギライ議長は正当な選挙条件を求めて、立候補対の停止を発表しました。それから事態がますます悪化しました。ムガベ大統領の指示で行なわれた「白人の農地を徴発する」政策等は多くの農業専門家の亡命や食糧危機を及びました。インフレもハイパー水準に上り、1000億ジンバブエ・ドルで、卵が3個しか買えないというような状況が多くのメディアに取り上げられていました。それに加えて、コレラが発生し、感染者が12月末時点で2万9131人に達し、1564人が死亡したと報道されました。コレラ被害は全地域に広がっており、隣国の南アフリカにも影響が出始めています。

ムガベ大統領やツァンギライ議長は南アフリカのムベキ元大統領の仲介で、連立政権樹立に向けた基本合意に署名したものの、これまでの組閣人事は失敗に終わっています。しかし、政治的な対立が続く限り、今回の危機を解決することは不可能に近いだと思います。
ムガベ大統領は3日、与党「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線」の大臣や副大臣12人を更迭し、「野党との連立政権組閣に向け準備を始めた」と政府系報道が伝えたが、ムガベ政権からツァンギライの支持者に対する圧力や暴力が耐えない模様です。今、世界中に話題を呼んでいるのは人権活動家ジェスティナ・ムココの件です。ムココ氏ら32人が12月3日、自宅から何者かに連れ去られ行方不明になっていたが、12月下旬にいきなり「ムガベ政権転覆を計画した罪」に問われて24日に裁判にかけられた。同日、ジンバブエの裁判所はジェスティナ・ムココ氏の釈放を命じる決定を言い渡したが警察側はこの決定を無視、結局、31日行なわれた別の裁判所の決定でムココ氏の釈放が延期となった。

 こういう状況の中では隣国である南アフリカの姿勢が非常に気になるところです。多くの市場関係者は「ムベキ大統領を辞任に追い込んだズーマ氏がムガベ政権へのもっと積極的な圧力を掛ける」と期待していたものの、現時点で南アフリカの政権は自分の影響力をあまり使わず、静観的な態度を取っています。ところが、今回のジンバブエ危機は南アの次期大統領とされるズーマ氏にとっても政治的な能力が試される非常に大きな試練になるに違いないです。残念ながら、現時点でその対応を見る限り、ジンバブエのことだけではなく、南アの将来に対しても大きな不安を感じます。



globalinfo at 15:47

2009年01月05日

 こんにちは、ショウさんです。

 明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします。

 お金についてということで色々と書かせていただいておりますが、つい先日までお正月でしたので、今回はお年玉について書いてみます。ということでネットで調べてみたのですが、お年玉にもやっぱり『相場』があるんですねぇ。ご祝儀なんかは友人の結婚式などに呼ばれたときに調べたりしたので知っていましたが、お年玉にも相場があるとは思いませんでした。というのもお年玉の額って、人によって大分違ったりしませんでした?友人によっては、親族が遠くに住んでいるために、帰省すると凄いありがたがられて、一回のお年玉で(もちろん複数の人からもらうのですが)十数万もらうという人がいました。私は全然少なかったので、金額をいうのがちょっと恥ずかしい・・・という思いをしたことが思い出されます。年齢や関係に適切なお年玉をあげるようにしたいですね。





globalinfo at 18:54

2009年01月03日

あけましておめでとうございます。Mでございます。

本年も何卒、宜しくお願い申し上げます。

globalinfo at 08:38

2009年01月02日

あけましておめでとうございます。樋山でございます。

本年も何卒、宜しくお願い申し上げます。


globalinfo at 08:32
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